躁転直下の言語録

或る人間のひとりごと

ノルウェイの林

お久しぶりです。さなぎです。

躁転直下の言語録とは名ばかりです。鬱転どん底のチラ裏としたほうが正しいのではないだろうか。私は現在憂鬱のなせるパワーによってタイピングを行っております。しかし、私の鬱は本物ではないので五億円もらえたら治ります。これを仮面うつと言います。嘘です。

私は木に囲まれたところに住んでいます。林より森よりもはや山といってもいいでしょう。

山に住む人間は標高の低い都心部のことを「下界」と呼びます。仙人なのです。私たちは常に下界を見下ろし生活しています。だから、人間界で暮らすのには向きません。こうして私はきょうもまた人間であらざろうとするのです。ひといきつけば「人間嫌い」と言うのです。

来世は陸ならねこで、海ならイルカに生まれたい。私に空は似合わない。アネハヅルはいかな心持でヒマラヤを越えんや。