躁転直下の言語録

或る人間のひとりごと

東京に腐れてゆくな

こんばんは、大阪生まれ大阪育ちのニートさなぎです。

いっとき東京に住んでいました。そして東京という街に敗北して帰ってきました。そんなわけで路線図は解けないままです。

この国は何でもかんでも東京ですね。そしてその中でも23区が強い権力を有していますね。さらに23区の中でも格差があったりなかったりしますね。9割の人間が都民ではないというのに、だいたいの漫画の主人公が東京人だというのが腑に落ちません。

私は対抗して津軽海峡冬景色を聴きます。上野駅(私がよく使うのはバスタ新宿ですが)から帰ります。演歌はいいですね。東京度合いが低いです。

東京に住んでみて、イオンがないことに戦慄しました。ぜんぶ西友。しかもあまりおいしくない。でもかなりの深夜まで営業している。そこは利点でしたが。

もちろん東京にもいいところはたくさんあるんだけど、今回は県外からですからね、田舎コンプレックスを持っていますしね、いいところは割愛させていただきます。田舎のいいところは……まず家賃が安い。物価が安い。食べ物が安くておいしい。新鮮。

東京みたいに人の波に流されて自分を見失うなんてこともありません。阪急電車の終電で帰ろう。阪急梅田のホームは日本最大の櫛形ホームなのです。今の一文は関係ありませんでしたね。帰ってきた私が思うのは、精神的にだいぶ楽になった!ということでしょうか。おっぱぶで働いて、デリヘルで働いても日々消えてゆく身銭。これは恐怖というしかありません。本当にやりたかったことが何かも分からないまま、私は大阪の実家へ帰るはこびとなったのです。

東京は決して悪いところではありませんし、職も夢もあふれる場所だと思います。ただ、上京を迫られているような状況でないのであれば、無理に進出するべき場所ではないのではないか。インターネットの普及も現実となったわけですし、よっぽどのことがない限り無理に上京などしなくても良いと思うのです。

たまには帰郷して親御さんに元気な顔を見せてあげてください。